2023/11/04 15:41
合言葉は『チャイは煮込み料理である』です! ↓「そもそもどんな飲み物なの?」って方はこちらの記事もご覧ください! 関連記事:チャイとはどんな飲み物?歴史や使われているスパイスについて 水 150ml 牛乳 150ml 茶葉(アッサムCTC)小さじ2杯 シナモン(スティック)1/2本 カルダモン(ホール) 2〜3個 クローブ(ホール)2〜3個 (お好みで)砂糖 小さじ2〜 スパイスの量は目安です。これより減らすとマイルドに、増やすとよりスパイシーになります。お好みでジンジャーやブラックペッパーを加えるのもおすすめ。今回はメースとブラックペッパーを足して作ってみます。 なおクローブは他のスパイスより香りが出やすいので、増やす場合は慎重に。 ↓また牛乳の代わりに豆乳を使いたい方は、こちらの記事を参考にしてください。 『真夜中のチャイ』メンバーが考える本格チャイを作るポイントは以下の5つです。 ホールスパイスを使う スパイスと茶葉は水から煮出す 牛乳は茶葉を煮出したあとで加える 砂糖を加えて3回沸騰させる 最後に泡立てるのはお好みで チャイに使うスパイスは、可能であればホールスパイスを使いましょう。上の写真は手前からメース、ブラックペッパー、クローブ、シナモン、カルダモンです。 ホールスパイスはパウダーよりも香りだけを抽出しやすく、多少入れすぎても味に悪影響を与えません。 スパイスは、そのまま食べると苦味の強いものが大半です。うまく香りだけ引き出すならホールスパイスが一番です。しかもホールスパイスは劣化しづらいので、長く楽しめます。 スパイスのなかには香りの抽出に時間がかかるものもあるため、水の状態から長く煮込むのが安定しておいしく作るポイントです。 今回の分量では、煮込む目安は最低でも2〜3分ほど。中火でゆっくり煮出してください。 茶葉とスパイスを煮出したら、牛乳を加えます。砂糖を入れる場合は、このタイミングで入れましょう。 牛乳と水を最初から合わせてしまうと、茶葉が開きにくくなります。濃いチャイを作るなら、牛乳は必ずあとから入れてください。 ちなみにカロリーを気にしない方は、ぜひ無調整の牛乳を使ってみてください。スパイスの香りは油分にも溶け出すため、低脂肪乳より濃厚なチャイが作れます。 ↓チャイのカロリーについてはこちらの記事でまとめています。 関連記事:気になるチャイのカロリーは?低カロリーにするポイントも 牛乳を入れてグツグツ煮込むと沸騰してくるので、吹きこぼれる前に鍋を一旦火から下ろします。そして、水面が落ち着いたらもう一度火にかけ、再沸騰してふわっと盛り上がってきたら、鍋を火から下ろす……。 これを3回繰り返します。インドのチャイ屋でおなじみの3回沸騰ですね。「インドの露店で売っているような本格的で濃〜いチャイを作りたい!」という方に向けて、濃厚チャイを作るポイントを紹介します。
チャイの基本材料
濃厚な本格チャイを作る5つのポイント!
ホールスパイスを使う
スパイスと茶葉は水から煮出す
牛乳は茶葉を煮出したあとで加える
よく沸騰させる
最後にしっかり加熱することで牛乳にもスパイスの香りがうつります。また鍋底や鍋肌に触れた砂糖がキャラメリゼされてより奥深い味わいになります(現地ではおそらく牛乳を殺菌する目的もある)。
最後に泡立てるのはお好みで

インドのチャイ屋では、最後に高い所からグラスへチャイを注いで提供するお店もあります。これには次の2つの意味合いがあります。
温度を下げて飲みやすくする
泡立ててまろやかにする
ただ、鍋からカップに零さず注ぐのは技術が必要なので、無理にチャレンジしなくても良いかと思います。
まろやかさを出したい場合は、カフェのチャイのようにミルクフォーマーで泡立てるのがおすすめです。
煮込み料理と思って作ると濃いチャイが作れる

本格的な濃厚チャイのポイントは、ホールスパイスと茶葉をよく煮出した後で、さらに牛乳と砂糖で煮ること。煮込み料理のつもりで、ゆっくり作るのがコツです。
「茶葉を長時間煮込むと渋くなるのでは?」と心配になるかも知れませんが、スパイスと牛乳の力で驚くほどまろやかに仕上がります。
ぜひ試してみてくださいね!